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批評っぽいことをツイッター等人目に触れる場所で書くとあまりよろしくないので人目に触れないここで好き放題書いてみようのコーナーです。そもそもツイッターだと140字制限がきつくて書けないんですが。
FF零式です。最近ひどく金欠なのでスルーしていたのですが、周囲に流されて買ってみました。
なぜ批評するかというと、批評したくなるような要素が多くて、吐き出したくてたまらないからですね!
自己満足のために書くのであって、他意はなく、意義もないです。
「嫌ならやるな」と言いますが、逆に「やってないのに文句言うな」とも言いますからまあ適当に。
FF零式です。最近ひどく金欠なのでスルーしていたのですが、周囲に流されて買ってみました。
なぜ批評するかというと、批評したくなるような要素が多くて、吐き出したくてたまらないからですね!
自己満足のために書くのであって、他意はなく、意義もないです。
「嫌ならやるな」と言いますが、逆に「やってないのに文句言うな」とも言いますからまあ適当に。
もともと最初にアギトⅩⅢとして発表されたとき、ビフォアクライシスを結構やりこんだ身としては、ⅩⅢ関連で最も期待したタイトルでした。しかし携帯→PSPとなったりタイトルが変更になったりと、迷走しながら時間が(実に5年半)経っていくうちに興味が薄れて行ってしまいました。
でまあ、まだ途中なんですがかるーく触った印象。と言ってもスレなんかで言われてる通りですね。
「戦闘はそこそこに楽しめる、システムがダメ、ストーリーが寒い」という感じです。アクションゲームなので戦闘がダメだったら根本的にやる価値がないんですが。
戦闘は賛否両論です。私は、悪くはないけれど、特別これのためにやりたいかというと微妙というラインです。このゲームで一番気に入っている要素が、敵の隙をつくと一撃で倒せる『キルサイト』というシステム。ムダに敵のHPが高いのはFFⅩⅢと同じで正直理解できないんですが、これはキルサイトを狙うゲームなんだと思いました(実際は攻撃力でねじ伏せたり魔法で弱点をついたり袋叩きにしたりと選択肢は他にもあるんでしょうが)。
システム面はとにもかくにも不親切。マラソンと言われていますがその通りです。だだっぴろいマップを走り回ることに時間がかかり過ぎて、プレイ時間を引き延ばされている印象さえあります。
最近のFFの悪い点として2つ挙げると、まず「2周以上、100時間以上遊べる、遊び応えのあるゲームを作らねば」という強迫観念に駆られているように思えます。それを内容の充実ではなく、サブイベントやムダな時間の水増し、周回前提で「1周プレイ」そのものを若干ないがしろにしているシナリオで達成するのはかなり悪印象です。本来、この目標を達成するために必要なのは「飽きないゲームを作ること」でしょう。100時間やりたければやればいいし、そうじゃない人は30時間くらいで満足できるゲームであるべきだと思います。さもなければ、やり込まないプレイヤーは皆、満足感を得る前に飽きによってゲームを途中で投げることになります。
もう一つの悪い点は、「世界観を見て、感じて欲しい」というわがままに引っ張られていると思えることです。ゲームのために1つの世界観を構築する以上、見て欲しい気持ちがあるのは分かりますが、私は、ゲームとしての楽しさはリアリティより優先する要素であると信じています。一定時間ごとにトイレに行かなければならないRPGは面倒なだけです。トイレに行かないとデメリットが負荷されるとしたらクソゲーでしょう。トイレに行かなければというリアリティより、それを省いてゲーム性を上げる方が優れたゲームと言えます。
ユーザビリティを求める声が大きいので、それをちゃんとわかっているゲームは、移動を省いて選択制になっていたりします。それでも部分部分を切り取って作り込めば十分に世界観を感じられます。そういうゲームをやってしまうと、無駄に歩いて時間を使うゲームはなかなかできなくなります。更に、SFC時代のFFなんかはデフォルメのドットですから、ワールドマップを歩いていれば景色がすぐに移り変わる、ダンジョンを歩くのに近い感覚です。それを単純にポリゴンにしてだだっ広くすると、歩いても歩いても進まなくて、景色もなかなか変わらない。歩き回り甲斐がなくて飽きやすくなっているんだと思います。ゲーム容量が増えて、世界がだだっぴろくなった現在、その広い全てを描いてから全体を縮小するFFのやり方では解像度が落ちてしまいます。広い世界の一部だけを綺麗に切り取る方がスマートでユーザーも見やすいかと思います。
もともとゲーム機のスペックがキツキツだったスクウェア黄金期は、デフォルメが当然でしたから、それによって無駄を切り落とされ遊びやすいゲームになっていました。今はゲームのスペックからして、なんでも出来過ぎてしまうせいで、何でも作らなければならないのかもしれません。
ゲームに限らず本当に面白い作品を作る個人が、よく「面白い物を作るためには、面白い要素を入れる以上に、無駄な要素を徹底的に省かなければならない」と言っています。各要素が必要かどうかを慎重に検討し、受け手の負担が大きそうだったり蛇足であれば、それがある程度良いと思った要素でもバッサリと切る勇気が必要です。昨今のFFはその点、思い付いたら何でも入れずにはいられない子供っぽい発想なのではないかと感じられてしまいます。あるいは容量埋めでしょうか。FF零式にしても、アクション部分だけで面白さと容量をカバーしきれないから、RPG的な要素とビジュアルにごってりと贅肉が付いてしまっていると感じます。ディシディアも、アクションが面白いのでアクションに時間の大部分を費やせればいいので、カスタマイズはともかくマップのRPG要素は蛇足だったと感じます。なくせとは言いませんが、邪魔にならない比率であってほしいです。
ストーリーに関してはまださっぱりで、後半が良いと言われているのでそこは期待しますが、最近のFFについて言うと、子供に読む絵本みたいな印象があります。人の善意や悪意がデフォルメされ過ぎてピュアピュアなんですよね。例えば、善意があるんだけど照れからトゲトゲした態度をとるキャラがいるとして、別のキャラの反応は、逆にメタ度の強いイマドキ風の作品になると、「ツンデレ乙!」とか言いだしそうなんですが、FFだと「なんだよもう!」と言う、みたいな。子供のように純粋に捉えるというか、ニブチンというか。キャラの成長についても大体精神的な話あるいは「死、病気」という当たり前なテーマに終始して厨二病……ゲフン、重みが無いというか。成長してやっとスタート地点に立つような。
FFはもともと割とそんなもんかもしれません。ターゲットは常に子供に向いていて、私が大きくなって対象年齢から外れてしまっただけな気がします。ただ、最近は子供たちもませているので、子供だましなストーリーで満足するのかは心配です。
ストーリーが退屈に思えるのは、意外性とカタルシスが不足しているとも思います。逆境にある主人公たちにかっこいいっぽい台詞を言わせ、あとは「ひたすら戦う、諦めない」だけなんですよね。ただの根性論というか。大体「あからさまに敵っぽいの」がいて、主人公は状況に合わせてストレートに対応するだけです。あっと驚く作戦で、敵のやつらに一泡吹かせてやろう!等の爽快感がありませんし、そもそも敵も単純で、敵ながら惚れたくなるようなカリスマだとか圧倒的絶望感とか、感じないんですよね。……言うのは簡単ですが、そういうのは思いつくのが難しく高度です。そういうセンスと論理的思考を持つ人材にしかなかなかできません。そして、FFのストーリーの骨格を作っている人……いや、N村さんには、少なくとも今はもうそういう力が無いのでしょう。
もともと新しい事に挑戦するのが売りのFFでしたが、最近やっていることは完全に、周りが作ったブームに乗っかる事です。DLC商法でバンナムが億儲けましたが、最近FFもディシディアでDLC搾取をチラつかせましたね。ニコニコ動画が流行り、二次創作に公式が乗っかるようになってMADコンテストが開催されたり。FF11でまさかの照英コラボとか。創作者として、せめて気持ちだけでも「ブームは俺たちが作り出してやる!」くらい吹いて欲しいです。
最近のFF、なんて連呼するといかにも懐古厨っぽいですね。しかしその通りです。子供のころにやったゲームは面白く、やがて慣れと飽きが来る。
自分がFFというゲームの対象層からハミ出してしまった(非常に傲慢で身勝手な言い方をすれば、FFは自分達と足並みそろえて成長してくれなかった)ことが少し残念ですが、逆に自分に合ったゲームも存在するのは有難い事です。活動のメインフィールドはそちらに移ってしまいましたが、評価を見る限り、FFももう少し時代に合わせて成長してもいいんじゃないかと思い、変わって行ってくれることをひっそりと期待したい、そんなFF世代です。
ところで、私もそんなにゲームは種類やりません。少なくとも定価で買うのは、周りで評価がいいものばかり、それも大御所ばかりです。売らない主義なので無駄買いできないからです。
面白いゲームは無駄を減らす努力が見えます。モンハンは狩りというアクションに最大の重きを置いているので、村の要素は面倒な部分が多少あれどダレるほどではありませんし、アクションを遊べる時間の割合が大きいです。ペルソナ3Pは、移動をバッサリカットして遊びやすさを上げつつ容量は下げるというのが実に良かったと思いますし、ちゃんとキャラの会話一つ一つが面白いです。昨今のFFを語る際、見習ってほしいとか傲慢にも考えていた比較対象は主にこの2つですね、PSPですし。
むしろ、狼煙さんとかフリーゲームの作者さんの方がよりユーザーに近いせいか、プレイアビリティにめちゃくちゃ気を遣っています。それは、作者が「自分が使う場合に一番楽になるように」と考えているせいではないかと思います。
FFは、テストプレイしたの?という感じがしますが、FF14のβテストで、ユーザーの声を全く聞かないというひどいありさまが露わになりました。きっと他のFFタイトルでもそうなのでしょう。開発とフィードバックにかける時間の割合は、デキる人・会社ほどフィードバックを多めにとるんじゃないかと想像します。
面倒なのでFFとひとまとめに語っていますが、全部のFFを同じ人が作ってるわけじゃありません。それにしたって似たり寄ったりな傾向があるので、まとめても話せてしまうのが困ったところ。
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